日本の国債の長期金利

日本の国債長期金利は現在かなり低い水準で推移している。
理由は国内の需要で賄えているからと言われているが、今週のエコノミストでは、
中長期的には国債金利は上がると推測されていた。

もしいつか上がるのであれば、思い切って金利を上がる政策をやってみてはどうか。
そうすると政府の赤字額が増え、国民は増税もやむなしという風になるだろう。

そもそもその金利を受け取ってるのは国内人間なのであるから(国内消化率が98%くらいだったと記憶)
言いかえれば国民に金を蒔いていると同じ効果になる。

そして金利が2,3%程度になれば国民は個人で国債を買い始めるはずだ。
間違いなくブームになる。銀行の金利より国債金利を高くするのだ。
個人向け国債の発行数を増やし、あえて金利を上げるほうがダイレクトに効果が
あるかもしれない。


不景気の時は政府の財政出動が必要であるが、それは国民の為に使っている金
なのだからいつか国民が返さなければいけないのは間違いない。

その返しかたは、インフレによる通貨の目減りでもよいし、増税でも良い。
国債金利が上がる事によって擬似的なインフレを醸し出し、それによって増える
利息が1400兆円の個人資産を動かし経済が軽いインフレスパイラルになっていく
可能性はないだろうか。

大事なのは死んでいるお金を動かす事。

現在の日銀は、正直独立性の為かほとんど機能をしていない。このような
有事に政府が日銀をまったく制御できないのは、問題だろう。